2015年6月4日木曜日

8対0から

昨日の阪神戦も、スポーツは何がおきるかわからないを、示す試合でした。

少し長くなりますが、一ファンとして、まとめてみました。

阪神先発は、藤浪で、26イニング連続無失点中。

いつも不安定な立ち上がりが注目でした。

しかし、初回、得点圏に走者を背負うも、0点で切り抜け、その後6回まで、2安打無失点と絶好調でした。

書くとこれだけですが、この間に2つのドラマがあります。

初回、ロッテ先頭清田のセンターフライを、伊藤隼太が目測を誤り、記録はヒット。

2番四球で、ノーアウト1,2塁のピンチを、藤浪の頑張りで、無失点に抑えました。

次は、4回、1死から、ロッテ4番の今江のセンターフライを、また、伊藤隼太が目測を誤り、頭を越されて2塁打。

ここも、藤浪が、5番内野フライ、6番三振と抑えました。

6回を終わり、藤浪は、2安打無失点で、7回を迎えました。

もし、この試合のセンターが、大和だったら、おそらく、この2安打はなかったし、その後の、ピンチもなかったでしょう。

問題の7回、阪神8点リードで、始まりました。

先頭打者は、4回、2塁打を打った、4番今江。

打球は、ライトに向かいました。

この回から、ライトは、福留に代わって、伊藤隼太。

センターは、大和でした。

守備固めなら、伊藤と大和の交代で十分ですが、伊藤隼太に対する期待から、隼太が、ライトに回りました。

伊藤隼太は、5回の攻撃中、左手指を負傷していましたが、それを隠していました。

そして、7回、先頭今江の打球は、ライトライナーです。

福留なら、捕球するか、シングルヒットでしたが、伊藤隼太は大きく後逸し、3塁打としました。

それでも藤浪は、5番を三振、6番をセカンドゴロに抑えます。

ところが、ここで、二塁上本・選手会長が、タイムリーエラーです。

前進守備で、3塁走者今江は、スタートしておらず、エラーがなければ、無失点のままでした。

21歳、藤浪の緊張が切れ、この回、6失点しましたが、自責点はゼロです。

記録の上でも、上本のエラーがなければ、無失点だったわけです。

この後、後続のピッチャーも抑えがきかず、まさかの8失点となりました。


試合はその後、11回裏、1死満塁から、鳥谷の犠牲フライで、阪神がサヨナラ勝ちを収めました。


阪神は、生え抜き若手で、練習熱心な伊藤隼太、選手会長・上本が、藤浪の足を、引っ張り、剛力彩芽にそっくりの、イケメン松田遼馬が打たれて、藤浪の勝ちを消しました。

選手は、それぞれ、人生をかけて、ドラマを見せてくれています。

名手の美技も素晴らしいですが、頑張った結果がこれかという、味わいもあります。


交流戦も、来週から、後半戦で、パリーグ球場へ変わります。

お楽しみはこれからということで、毎日が楽しみです。

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